校長あいさつ

校長 雨宮 靖子
 

山梨県立富士見支援学校のホームページにアクセスいただきましてありがとうございます。

 

当校は県立中央病院に併設されている「本校」と、県立北病院に併設されている「旭分校」からなる病弱教育の特別支援学校です。「本校」は県立中央病院で慢性疾患や心因性疾患などで加療中の、また「旭分校」は県立北病院で心因性疾患で加療中の小中学生を対象として、小中学校の教育課程に準じた学習補完の教育活動を行っています。(旭分校の詳細は、旭分校のホームページをご覧ください。)

 

当校における教育の特徴は、自立と社会参加を見据えた教育課程を編成し、児童生徒の多様な教育的ニーズに合わせた学習活動にあります。またICT教育にも力を入れており、学校と病床とを繋ぐ遠隔教育やデジタル教科書の導入などを通じて指導の効果を高めるとともに、iPadの活用やプログラミング教育などを通じ、情報活用能力の育成に向けた実践にも取り組んでいます。

 

また当校は地域において特別支援教育を推進するセンター的機能も担っています。本県の小中学校や高等学校に在籍し、教育的支援を必要としている児童生徒たちが、充実した学校生活を送るための支援として、児童生徒や保護者、教職員の方々のための教育相談、研修支援などを行っています。

 

甲府市富士見にある「本校」は、昭和47年、県立養護学校(現甲府支援学校)の中央病院分校として開設され、昭和59年4月に県立富士見養護学校として開校しました。以来、山梨県における病弱教育のセンター校としての役割を担い続け、令和5年度に創立40周年を迎えました。木材がふんだんに使われ、木のぬくもりを感じることができる本校校舎の3階ホールからは、「富士見」の名の通り、雄大な富士山の姿を臨むことができます。また校舎内はバリアフリーになっており、児童生徒が快適に学校生活を送ることができる学び舎となっています。

 

当校の校章のデザインはクローバー。三つの葉および花は慈愛・健康・勉学の目標を表しています。これらの目標の具現化を目指し、教職員一同、力をあわせて取り組んでいきます。どうぞこれからも富士見支援学校の教育活動にご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

令和6年4月吉日

校長 雨宮 靖子